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2019.02.18 intermission


古いピアノもギターと同じように弦を張り替えたり、アクションジョイント部分や
ハンマーのフェルト部分を替えると、錆び付いた音も新品の響きに甦ることを
知りました。
88鍵のピアノでも230本もの弦が使われているんですね。

こんなにきれいな音のピアノサウンドを聴くと心が洗われます。

Little Bear T7 Douk Audio D2

ストックがあったので Canare L-4E6S でジョイント用のRCAケーブルも作りました。
プラグはお揃いのストックがなかったので使い古しで。

今日は1970年のウィーンフィル&カール・ベームでベートーヴェンの第九を視聴中。
やっぱ、カール・ベームは凄い! 迫力もそうですが、オケとソリストとのバランスも
違和感が全くない。合唱も奥行き感があって出しゃばってこない。(第四楽章)

MG9411-2.jpg
turntable.jpg



ウィーンフィルのホルンはどうしてこんなにも音が前に出てくるのでしょう。
Vienna Horn は作っているメーカーも少なく、F管シングルでも値段が高い!
ウィーンフィルが使うホルンはオーボエもそうですが独自の楽器を使用する原則があります。
ヴィエナホルンはF管シングルで暗く重い音色が特徴。特に高音域が出しづらいのですが、
同じ音量でも、よく響くと言われていて、オペラの歌声を邪魔しない特性がウィーンフィルで
採用される理由とのこと。(ウィーンフィル=ウィーン国立歌劇場管弦楽団)
私も中学2年まではF管シングルを吹いていましたが、吹き易いという感覚はあまりなく、
高音域が楽に出せる B♭管のほうが好きでした。
ウィーンフィルの演奏を聴くたびにホルンの音に魅了されます。こんな音が出せたら・・・






Phono EQ

中華プリアンプ&かわいい真空管(USA GE 社の5654W)はけっこう凄いです。
中華真空管も悪くないのですが、6J1系プリ管はやっぱジェット機のエンジンでも
おなじみ?の発明王トーマス・エジソンを起源とする会社GE製がGood!

ってなわけで、RIAA規格で減衰した低音域と強調された高音域を元に戻すために
通常はオペアンプICで増幅させるところを真空管の力を少し借りて電圧比を100倍、
電力比を10,000倍(40dB)にすべくTube Phono EQ を使用、Tone補正してさらに
パワーアンプのトランスに負担がかからないようプリアンプで電圧増幅すると・・・・

凄い!マジで凄い!音のツブが大きくなって全体が尖っていません。

一方、同じ録音を今度はCDで聴くと全く違う演奏に聴こえます。何だ!この差は。
レコードではブレンドしていた1stヴァイオリンの音が細くなって突き刺さってくる印象、
ただし音の定位がはっきりしていて、マイクの立て方が違う演奏にしか聴こえません。

どちらが良い悪いではないんです。CDはホールの残響が強く、一方レコードは迫力が
あって圧倒される演奏。
クライバー&ウィーンフィルのベト7は本当にBravo ! な演奏です。

約15千円程度でこれだけ良い音になるなら安いかもしれません。

クリアなCDの音に慣れてしまった耳が、レコードをちゃんと再生?してあげて聴くと
その誘惑に負けていく気がしています。

感心しているのが、プリアンプの力。こんなに小さい箱でたったDC24Vで駆動する
安い中華アンプなのに・・・やるじゃんという感じです。

つづく・・・・

MG1030.jpg




今回はレコードの材質やカッティングの仕組みについて少し考えてみます。
「そりゃ塩化ビニルに決まってるだろ!」とおっしゃりたいのは良くわかりますが、
ちょっと待ってください。正確に言うとレコードは塩ビだけでできているわけでは
ありません。塩ビは約85%くらいです。
例えば我々が昔作った「黄連雀」のレコードはお持ちの方はご存知だと思いますが、
透明のレコード盤です。普通のレコード盤は黒いですよね。なのに何で透明なの
でしょう?  理由はカーボン(炭素)が入っていないので盤そのものが柔らかく、
音も低音が丸く、高音域が繊細ではない?たぶん・・・ 
透明にした本当の理由は製作コストが安かったからです。

<レコードを洗う際、絶対してはいけないこと>
けっこう試している記事をネット上で見ますが、間違っても「激落ちくん」などの
メラミンスポンジ類で洗ってはいけません。
メラミンスポンジは汚れを落とすメカニズムを理解すれば解りますが、
レコードの溝自体を削ってしまう懸念があるので絶対にやってはいけません。

<RIAA規格って?>
そもそも論ですが、レコードって外側と内側で音質が違うそうなんです!
ターンテーブルの回転数は同じなので、外側は円周が長い分、同じ1秒
を記録するのに内側よりも長いスペースを利用することができます。
つまり、レコード針は同じ1秒でも外側のほうが多くの情報を得ることができます。

次に音の大きさなどの情報量と溝幅を考えてみましょう。
レコードの場合は限られた幅(スペース)に詰め込む必要があるのですが、
低音成分は高音域に比べて溝の振幅が緩やかですが幅は大きくなります。
反対に高音域は振幅が細かく必要な幅は少なくて済みます。
豊かな音量の低音を記録しようとすると、振幅が緩やかなカーブであっても、横幅を
必要とします。するとトラック幅に収まりません。

そこで、RIAAという規格に基づいて「低音域を減衰させ高音域を強調した音で」
カッティングが行われています。 RIAA周波数カーブはこちら↓↓



えっ?原音のままじゃないの? そうなんです。



詳しくはこちら(DENON)

そこでフォノイコライザーで減衰成分を元にもどしてあげる必要があります。

つづく・・・



2019.jpg

本年もよろしくお願いします。

バルタン吉田





毎年クリスマスはバッハのカンタータと決まっていた私のミュージックライフ。
ところが今年はちょっといつものクリスマスと違います。

ビーム管 KT88 の魅力にドップリはまってしまったオジサンにはやっぱりレコードでしょ!
っということで、ます、カートリッジ(レコード針)を新調しました。

真空管アンプで聴くなら、どうせ定番のDENON DL-103 でしょ?と言われそうですが、
さにあらず!そこは天邪鬼なバルタンおじさんですから・・・
繊細な表現力が魅力のMC型カートリッジではなく、あえてMM型系高出力のカートリッジを
チョイスしました。ニューヨークの「GRADO」はちょっとユニ-クなメーカーで、
FB型という構造上はMC型に近いのに、高出力で広帯域なカートリッジを出しています。
MM型のようにカンチレバー(針が付いている部分)の先にマグネットは付いていません。

下の図でもわかるとおり、ほとんどMC型の構造です。しかし、MC型のようにカンチレバー
にコイルも付いていません。

[FB型](MI型)


今回手に入れた Prestige Green 2 の周波数特性は10~50,000Hz
(ちなみにDENON MC型 DL-103 は20~45,000Hz)
チャンネルセパレーションは30dB、(DL-103は25dB)
おいおい、数値上はDENONを完全に超えてるやん。
サウンドはYouTubeなどを参考にして確認しました。
これはもう買うしかありません。しかも安い!

せっかくなので針圧調整方法を少しご紹介します。「そんなの知ってるよ!」
とおっしゃりたい方々も我々アナログ世代ではたくさんおられるとは思いますが、
そこはご容赦いただき、暫しお付き合いを・・・

[針圧設定方法] (一般的なレコードプレーヤーを想定)
こちらの→トーンアームの構造を参考にご覧ください。
ポイントは水平状態(ウエイトだけでバランスを取ります)で針圧ダイアルをゼロ(0)に
してからバランスウエイトを適正針圧になるところまで回すことで針圧をかけます。
針圧設定①
針圧設定②

さて実際の針圧をテスターで計って見ましょう。
針圧調整③

ほ~らやっぱ1.56gもあります。つまりその程度の精度なのが針圧ダイアルなんですね。
ぴったり1.5gにするのは難しいです。
関係ない話ですが、ヘッドシェルはかつてあった日本のメーカーFR社製のものに付け
ました。FR社のカートリッジもありますが、如何せん交換針が手に入れられなくて・・・
Fidelity-Research社の101SEはけっこう高い針だったのですが、針先がなくなってしまい、
残念でなりません。

さて次回は同じアルバムをレコードとCDで聴き比べです。


KT88_ECC802S.jpg

やっと念願かなってGOLD LION KT88(マッチドペア)でタマころがし開始です。
復刻版ロシア製GOLD LIONのKT88を早速挿します。音が馴染んでくるまで
時間がかかるのも真空管の楽しみの一つですから暫くはエージング。
まずは8cmフルレンジでドライブ。
第一印象はベースがメッチャ前に出てきて、8cmしか口径がないHIVI社B3N
なのにどこから出てくるんだと思うほどの重低音。
B&W CDM1SE で鳴らすほうがむしろ大人しい低音の印象です。
ただし、能率が良いぶん部屋全体に響くほどの空気感はあります。
バランスよく上品な印象になります。ヴォーカルはやっぱりB&Wかな・・・・
スピーカーのグレードを感じさせないのが KT88 真空管シングルアンプの魔力です。

それにしてもバイアス調整の必要もなく、差し替え後すぐにドライブ可能なのはとても
いいですね。TU-8200のウリとはいえ、作ってよかったです。
ビーム管の差し替えは実に楽しいですね。大きいだけあって熱量は6L6の比ではないの
ですが、各楽器の音の輪郭が前に押し出てくる感じはとても気持ちいいです。
パワー感あって、ベースの音が良いので、ソースはJAZZが絶対おすすめ!
今日の視聴FLACはこのアルバム。




もうパワードモニターには戻れそうにありません。ごめんねKRK-V4.。
次回はアナログレコードでテストしようと思います。